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3日目 グランドキャニオン→モニュメントバレー(AZ) 191マイル

1/28(Thu)
この日のメインはもちろんグランドキャニオン。
全米第2位の入園者数を誇るNPであり、東西446キロ(東京⇔岩手・一関間に相当)に
渡って延びる長大な渓谷だけに、本来はたった一日で見ることは不可能です。

今回はポイントを絞って回り、いつの日にか訪れるであろう第2回の参考にします(笑)。
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早起きし、まずは日の出のポイントとして名高いヤバパイポイントへ。
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残念ながらここ数日、グランドキャニオンは天候に恵まれず雲に覆われています。
原因はニュースでも報じられた全米を横断するウィンターストーム。
特に東海岸に流れてからは記録的な雪を降らせました。
今回のこの旅行、ちょうど東に去っていくストームを追いかけるような形になりました。
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ヤバパイポイントに見切りを付け、リムトレイルを歩いてマーザーポイントに向かいます。
今回の旅行はこのような雪景色の中、NPのトレイルを歩くことも多かったのですが、
何と言っても最大の功労者はこのヤクトラックス・プロでした。

どんな靴にでもワンタッチで装着でき、普通の靴がすぐにスノー・アイスシューズに変身!
スパイクのように床を傷つけず、装着したままでも違和感がないので運転やお店への
立ち寄りもそのままできてすごく便利でした。「プロ」は激しい運動にも対応し耐久性にも
優れていて、価格も5000円程度。帰国後も雪の多かった軽井沢でかなり使いました。
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さて、こんな雪景色を見ながらトレイルを進んでいると少し日が差してきました。
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マーザーポイントです。
ここも日の出のポイントとして有名で、旅行会社のパンフレットなどに登場するキャニオンの
写真はここで撮影したものが圧倒的に多いと言われています。
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渓谷内には多くのカラスが飛び交っています。
この岩陰に巣があり、何度も旋回している様子が観察できました。
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これはパークレンジャーからの警告。
何のまじないか知りませんが渓谷にコインを投げ入れる者が後を絶たず、キラキラ光るその
コインをついばんでしまったカリフォルニア・コンドルが亜鉛中毒で亡くなるという痛ましい
事例があったそうです。

コインなんかで願いは叶いません。
自然をそっと見せていただくという気持ちを忘れないでいたいものです。
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こちらは各国語で記された少しコミカルな図柄の警告。
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そろそろヤバパイポイントに停めてある車に戻ります。
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ロッジ近くには厩舎があります。
渓谷内のトレイルを回るホースバックライド・ツアーのために飼育されているのです。
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かわいいお尻。
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ロッジへの帰り道、ふと誰かと目が合いました。シカだ!
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こちらはようやく出会えた野生動物に興奮してシャッターを切りますが、向こうは何とも
慣れた感じで歩いています。
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ちょっと横をすいませんね…。
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みんな元気でね~。
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シカさんの足跡。
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さてロッジに戻り、チェックアウトです。
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すごいツララ。
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今回の旅はオフシーズンだからよいのですが、夏場オンシーズンの園内は殺人的な混雑
なので車の乗り入れも制限されます。そのため巡回バスや鉄道も充実しています。
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今後のスケジュールを考え、早めのランチをとりにビレッジ内のエルトバホテルへ。
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サンタフェ鉄道によって1905年に完成したアメリカ屈指のリゾートホテルで、キャニオンの
岩とダグラス樅で建てられています。

ロビーはちょっと悪趣味。まあ西部開拓時代の香りを残しているということか…。
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レストラン。こちらはいい趣味です。
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食事自体はまあ普通のアメリカのテイストでしたが、この大きなポテトから丸ごと作った
フレンチフライとピクルスといったサイドディッシュが絶品でした。
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食事後、隣にある先住民のアートやお土産があるホピハウスへ。
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カーコが番をしていました。
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あっ、鉄道!
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LAとシカゴを結ぶサウスウエスト・チーフ号がウィリアムズ駅に停車し、そこからここ
ビレッジまで一日一往復の蒸気機関車がシャトル便として運行しているのです。
残念ながら9~5月の冬期はSLではなく、ディーゼル機関車になってしまいます。
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さて残るポイントを見ながら、今日の宿泊地モニュメントバレーへと向かいます。
ここから何マイルかはマウンテンライオンに気をつけて運転を!とのこと。
見たいけど、なかなか出てきてはくれません。ま、それでいいんだし。
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グランドビューポイントに到着。
標高2255メートルとサウスリムで最も高い展望台で、見晴らしのいいポイントです。
駅馬車時代にはここにホテルが建っていたとか。
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ん?次のポイントに向かう道中、前方を走る車に見慣れた動物のシルエットが…。
そう、それはネコ。しかもイヌと一緒に乗ってます!
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イヌがお利口に後部座席に座っているのに対して、ネコは飼い主さんにスリスリ。
動物たちと一緒に旅できるなんてうらやましい~。
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さて、最後のポイントとなるリパンポイントです。
駐車場にはパークレンジャーのChevy TAHOEが停まっていたのですが…。
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無人の車内にはショットガンが。
秩序を守るためには力が必要ではありますが…。
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リパンポイントはいわゆる穴場。
あまり知られていませんが、数ある展望台の中で最も美しいと言われています。
谷の深くまで見通すことができ、東西に延びるコロラド川の様子もよくわかります。
実際、私はここからの眺めが一番記憶に残っています。
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帰り際、羽を怪我しているようで上手く飛べないカラスを見かけました。
ゴミ箱の上でふんわりとしています。
恐らく人間がゴミを捨てるのを待っているのでしょう。
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渓谷の厳しい自然の中で生きていくのは大変なこと。
自分で餌をとるより人間のおこぼれに与った方が楽なことを、賢いカラスは知っています。

自分で出したゴミは持ち帰る。
そんな簡単なことを守れない人間は、こんなところでまで弱き者に迷惑をかけているのです。
何か悲しげなカラスのつぶらな瞳に心が痛みました。
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いろいろと考えながら、グランドキャニオンを後にします。
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ここから10マイルはシカに注意です。
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渓谷を抜けるとまた砂漠のドライブが続き…
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30マイルに渡ってウシさんに注意した後、次の15マイルは馬ですね。
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ようやくモニュメントバレーの看板が見えてきました。
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その名もズバリ、The View Hotel。
かつてキャンプ場だった場所に2008年12月にできたばかりの先住民経営のホテルです。
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その売りは何と言っても立地条件。
すべての部屋から西部劇でおなじみの光景が窓いっぱいに広がるのです。
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環境負荷の少ないホテルを目指し、景観も周囲に溶け込むデザインにしたとのこと。
それでも砂漠の中ではかなり違和感があり、国立公園でないからこそ実現したプロジェクト
だと言えますが、50%近いと言われるナバホ族の失業率を下げることには大きく貢献して
いることを考えれば仕方のないことだと思います。
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館内に掲示されていたホテル建設の推移。
本当に何もないところにこの巨大な建築物がある日突然現れた感じです。
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部屋は広く清潔で、ナバホの調度品でまとめられていて落ち着きました。
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3日目のドライブ 191マイル(約306km)

4日目に続きます。

★今回の記事の写真はexblogの新機能、500KBを超えた画像を自動縮小して投稿する
というのを使ってみました。とにかく写真が多すぎてイチイチ縮小してからUPするのが面倒
だったこと、そして自分で縮小すると画質が極端に落ちてせっかくの写真が台無しだった
ことがその理由です。が、ちと縦の写真が大きすぎたかな…。
by cyril-aw11 | 2010-03-04 23:42 |
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