<   2009年 02月 ( 10 )   > この月の画像一覧

Thank you very much, mate.

f0158627_21523192.jpg

with thousand kisses xxx
[PR]
by cyril-aw11 | 2009-02-28 21:44 | 軽井沢

信毎webより二題

宅地、県平均2.4%低下 軽井沢以外の市町村で下落

県が昨年11月に示した「基準地価格」を基に、各市町村などがすべての土地の評価額を算出した2009年度の「提示平均価額」。これを固定資産税の評価に使う。金融危機の影響をまともに受け、宅地は県内平均2.4%の低下で下落は15年連続とのこと。ナント県内81市町村のうち80が下落する中、軽井沢町だけは一人勝ちの様相で19.8%(!)の上昇だった。

今のご時世で2割も土地が値上がりするなんて、プチバブルどころかちょっと異常。首都圏でだってあり得ない数字だ。かつて駅前通りの角にあったセブンイレブンに続いてアンティパスタ、そして今度は警察署横のサークルKが閉店と「シャッター商店街」の映像が頭をよぎる中、あるところにはうなるほどあるということなのだろう。玉置某氏もお戻りとのことで、まだまだ「軽井沢ブランド」は健在といったところか。

自分的には革新町長の下で福利厚生に力を入れたスピーディーな行政な上、基準地価格も軽井沢の2/3以下と割安の御代田も暮らしやすいなと、こちらに移り住んできてから気がついた次第。どこに行くにもゴミゴミ混んでいないし、気が利いていて安い店も多い。

長野知事周辺に西松建設から1千万超か 東京地検に関係者供述

やっぱりね、という疑念を再確認するだけのニュース。従来の概念からすればエキセントリックな施策を打ち出し続けた康夫ちゃんを寄ってたかって引き摺り下ろし、役人を天下りさせてまでリプレイスメントにした意味がコレだ。所詮、役人なぞこんなもの。わかっていたはずなのだが。県民は刮目し、自分の一票を投じる意味を自分の頭でよく考えねばと再認識する。
[PR]
by cyril-aw11 | 2009-02-26 15:23 | 軽井沢

イロコイ連邦を知っていますか?

アメリカ合衆国の中に治外法権を認められている連邦国があることをご存じだろうか?その名はイロコイ連邦。ニューヨーク州北部のオンタリオ湖南岸にある、6つのインディアン部族(セネカ、モホーク、オノンダガ、オネイダ、カユガ、タスカローラ)により構成される集団だ。1794年にアメリカ合衆国と平和友好条約を結んでおり、これを根拠にアメリカ国務省のパスポートを認めず独自のそれを発行している。日本国政府は国家として承認していないが、いくつかの国家では問題なくこのパスポートが使用できる。

私がこの連邦国家を知ったのは、米国史を学んでいる過程で1973年のウンデッド・ニー占拠事件に行き当たったからだ。このインディアン蜂起を指揮したデニス・バンクスが、FBIから逃れるためにイロコイ連邦オノンダガ国に亡命したのだが、FBIはこのオノンダガ国内に侵入して捜査する権限を持たず、バンクスに手が出せなかった。「オ~、FBIが手出しできない国家がアメリカ国内にあるなんて!」というのが、イロコイ連邦に興味を持つきっかけだったのだ。

ではなぜ、イロコイ連邦はFBIすら拒絶できるような強い自治権を保有しているのか。それはアメリカに大きな「貸し」があるからだ。西暦1000年頃に5つの国(民族)から形成され、その後もう1つの国が加わって6つの国が単一の国家として平和的に共存するという「連邦制度」という民主政体はアメリカ合衆国の連邦制度の元になっており、アメリカ合衆国が13州で独立した時にはイロコイ連邦が協力して大統領制を始めとする合衆国憲法の制定をも指導したと言われている。

アメリカ合衆国の国章「ハクトウワシ」はイロコイ連邦の部族のシンボルを元にしたものであり、言論の自由や信教の自由、選挙や弾劾、独立州の連合としての連邦制など、イロコイ連邦がアメリカ合衆国の基盤造りに与えた影響は大きい。その功績に敬意を払う意味でジョンソン大統領の時代までは、歴代のアメリカ合衆国大統領が就任にあたってイロコイ連邦を表敬訪問するのが慣例となっていたくらいだ。

さて昨日のBS-i、「地球千年紀行~先住民族の叡智に学ぶ~」は、現代人が天に唾してきた結果として直面している地球環境問題解決の糸口を、イロコイ族の先人の知恵から学ぼうというものだった。地球と一体化してブレずに生きてきた彼らの話には、深く頷かされることが多かった。ポイントをいくつかまとめておく。

[三姉妹農法]

近代農業は大規模単作栽培が基本である。大型機械によって灌漑や収穫が行われ、化学肥料や農薬がその生産力を担保している。一方、イロコイ族は近代農法が発達する以前に行われていた伝統農法のひとつである「三姉妹農法」と呼ばれるトウモロコシ・豆・カボチャの混植栽培を今も実践している。

まずトウモロコシの種を蒔き、ある程度育ったところで豆を蒔く。すると豆はとうもろこしの葉っぱを日除けに、またその茎にはツルを巻きつけて成長していく。次にカボチャを蒔く。その葉は土壌の水分を蓄え、トウモロコシや豆の収穫に役立つ。収穫後の茎や葉などは朽ちて行き、カボチャはこれを養分に育つ。完全なる自然循環を生かしたムダのない耕作法である。

[メッセンジャー・プラント]

人間が植物を求めて森を歩くとき、最初に見つけた植物(特に薬草類)はメッセンジャー・プラントとして取らずに残し、二番目に見つけたものを取る。これが次の年の収穫につながっていく。取る時も根こそぎ取るようなことはせず、必要な量だけそしてまた芽が出るように気をつけて取る。「七世代先の子孫まで繁栄できるように」が合言葉だ。

[地球の輪の中の最下層に位置する人間]

現代の問題はすべて、人間と地球のつながりが希薄になっていることに起因する。人間はいつしか自分たちだけの場所を作って鳥や動物、植物から離れて独立してしまい、大きな世界の一部でなくなってしまった。人間は自然界の最下層の生物であることを忘れてはいけない。人間も命の創造の輪の中にいる以上、これが欠けることは他のすべての生物が苦しむことになる。しかし最初は苦しむこともあるが、人間は最下層に位置している生物であり、いなくなってもいつしか地球はうまく回っていく。人間が生き残りたければ、自分の与えられた役割をしっかり果たすこと。輪の中に居させてもらうことが、結局は人間自身のためになるのだ。

[PR]
by cyril-aw11 | 2009-02-23 15:18 | 自然・環境

壁と卵

f0158627_12444879.jpg
--------------------------------------------------------------------

村上氏、イスラエル授賞式で講演 「制度が組織的に人を殺す」

 作家の村上春樹さん(60)が15日夜、イスラエルの文学賞「エルサレム賞」の授賞式で記念講演し、イスラエルのパレスチナ自治区ガザ攻撃に言及した上で「わたしたちを守るはずの制度が組織的に人を殺すことがある」と述べ、一人一人の力で国家や組織の暴走を防ぐよう訴えた。
 村上さんは、エルサレムで開かれた授賞式に出席することが「圧倒的な軍事力を使う(イスラエルの)政策を支持する印象を与えかねない」と熟慮した末、「欠席して何も言わないより話すことを選んだ」と明らかにし「メッセージを伝えることを許してほしい」と切り出した。
 村上さんは、小説を書く時「高くて固い壁と、それにぶつかって壊れる卵」を常に心に留めており、「わたしは常に卵の側に立つ」と表明。壁とは「制度」の例えだと説明し「制度は自己増殖してわたしたちを殺すようになったり、わたしたちに他人を冷酷かつ効果的、組織的に殺させる」と警告した。
 これに対し、「卵」は壊れやすい殻に包まれたような個々人の精神を意味するとし、個性を大切にすることで「制度がわたしたちを利用するのを許してはならない」と語った。
 講演は英語で約15分間行われ、約700人の聴衆が大きな拍手を送った。一方で「政治的な内容で不愉快。イスラエルに賞をもらいに来て批判するのはおかしい」(中年男性)という声も聞かれた。(信毎webより。写真も)

--------------------------------------------------------------------

村上春樹は大好きな作家だ。とは言え、彼の小説はあまりに特異で私の読解能力では歯が立たず、退屈なので読まない(笑)。彼の真骨頂はその独特な立ち位置からの鋭く尖った観察眼と、クールな筆致にあると思う。だからそれが生かされるエッセイ(という名の上質な文学)やルポルタージュでこそ、彼の作品は輝くのだ。前者の代表が「遠い太鼓」、後者が「アンダーグラウンド」。この2つが私のバイブルだ。特に「アンダーグラウンド」では魂がガシガシと揺さぶられた。ここで多くは語らないので、ぜひ読んでみてください。もし図書館で借りて読んだとしても、絶対に買って手元に置いておきたくなる本です。

今回のこの受賞式出席にあたり、相当各方面から取りやめるよう圧力がかかったと聞く。しかし周囲に迎合して口をつぐみ、結果としてやり過ごしてしまうことよりも、彼は堂々とその場に立ち、自らの主張を明らかにすることを選んだ。その姿勢はいかにも「村上春樹的」だと思う。

彼は物書きとして、常に「高くて固い壁と、それにぶつかって壊れる卵」を心に留めているという。次元が違い恐縮だが、私も常に「批判的に物を見ること」を忘れないように留意している。マスコミを通じて情報を受け取る時、また物を書く時。それは「批判精神」である。批判とはすべてを否定することではない。物事の可否に検討を加え、自分の力で評価・判定することだ。

大学に入学した頃、地方から上京したばかりの同級生が興奮気味に話してくれたことを今も思い出す。「知ってたか?新聞って嘘も書くんだよ!」。社会学だかマスコミ論だか忘れてしまったが、彼は初めて受けた講義でそれまでの価値観を覆されてしまったのだ。

「壁」ではなく「卵」の側から。「殺す側」ではなく「殺される側」から。常に反対側から物を見て、まずは疑ってみる。そうして自分の頭で考えてみる。新聞やテレビの垂れ流す情報がいつも正しいとは限らない。
[PR]
by cyril-aw11 | 2009-02-17 13:29 | 日常

ニホンリスが生きられる森

昨日は「軽井沢サクラソウ会議」主催の「軽井沢ふるさと探検隊」 気になるリスの今日この頃~町の中でのこんせき探し~に参加。リスの姿を直接見るのはなかなか難しいので、町内の森の中で彼らの痕跡を探そう!という企画だ。

f0158627_19403244.jpg
町内で見られるのはニホンリス(資料画像)。頭胴長約20センチ、体重約280グラムの日本固有種で、pulalaさんがよく撮影されているエゾリスに似ているが、ニホンリスの方が一回り小さい。北海道にはエゾリスとエゾシマリスが、本州にはこのニホンリスが生息している。

f0158627_19444976.jpg
さてリスの痕跡探し、その対象は「巣」と「食痕(エサを食べた跡)」だ。まず巣の方だが、巣には木の上に小枝を組んでボール状に作る「樹上巣」と、キツツキ類が開けたり自然にできた木の洞を利用する「樹洞巣」がある。写真は樹上巣で、比較的見つけやすい。カラマツやモミなどの針葉樹に多く作られ、高く大きな木の10メートルくらいの高さが選ばれることが多い。一方の「樹洞巣」は見つけづらい。ニホンリスが使いやすい大きさの樹洞は鳥類やムササビなどライバルが多く、空いていないと使えない。

f0158627_1945140.jpg
次に食痕の方だが、ニホンリスの代表的な食痕は好物のマツとオニグルミの球果となる。軽井沢はアカマツを始めとしてマツ類が豊富なので、こちらの食痕探しの方が容易だ。ニホンリスは上手にマツカサの鱗片を剥がし、中の種子を食べる。その食べ終わった跡が、写真のエビフライのようなものだ。地上や切り株の上でまとまってこうした鱗片が見つかったら、リスが地上で食べた証拠(地上食痕)。鱗片がバラバラと散乱していたら、木の上で食べたと考えられる(樹上食痕)。うちが見つけた食痕は全部で6つ。それぞれバラバラなところで見つけたので、樹上食痕と考えられる。

今回のフィールドワークには総勢40名ほどが参加、10本のアカマツがある500平米ほどの区域をサンプル調査した。結果、樹上巣が2つで食痕は300個。クルミの木がないにも関わらずクルミの食痕も見られたことから、遠くから運んできたのだと考えられる。しかしこの調査結果からでは、最低一匹のニホンリスが存在するということが読み取れるくらいらしい。

f0158627_19451884.jpg
一見して緑の森が広がっていても、ニホンリスが棲んでいない森がある。それは一種類だけの木が植えられた人工林や、単純な樹種で構成された二次林など。このような森は食べ物が少なく、巣をかけられるような木や隠れ場所となる多様な高さの木が含まれていないからだ。また森が道路や開発によって分断されて狭くなると、ニホンリスは生きていけない。なぜなら彼らは一生のほとんどを木の上で過ごす森の動物であり、こういう事態に直面すると他の森に移動するためには地上に下りなくてはならなくなるからだ。軽井沢町内も写真のように森が道路で分断されてしまった場所が多く、ニホンリスに限らず森の動物たちには交通事故を始め、危険がいっぱいの状態だ。

f0158627_1940479.jpg
人間の諸業で分断してしまった森をつなぐために、人間が知恵を絞って補完するのは当然のことだ。写真のような「リスの橋」(資料画像)を道路にかける取り組みや、以前紹介した獣医師・溝口俊夫さんが進める道路の下を通す「動物専用トンネル」の普及などを、自治体は開発認可の絶対条件とするべきではないだろうか。開発で得られる莫大な利益を考えれば、決して大した対価ではない。
[PR]
by cyril-aw11 | 2009-02-16 20:01 | 自然・環境

温かかったり、暖かかったり。

f0158627_2381146.jpg
少し前のこと。いつものようにあわただしく新幹線に乗っての帰り道、喉が渇いたので乗車前にKIOSKで水を買った。その時にKIOSKの店員さんから、買った水と一緒に手渡されたのがこのカイロ。駅員さんからかけられる「おはようございます」の一言や、掃除のおばちゃんからかけられる「お疲れさま」の一言と同じくらい、ちょっとした心配りに心が温かくなる。

「温かい」のはいいが、「暖かい」のは気持ちが悪い。今週末は静岡で夏日を記録するなど全国的な異常気象だが、ここ軽井沢も例外ではない。昨日の最高気温は16度。今日はやや下がって13度弱だったようだが、この時間(23時)にまだ5度近くある。もはや軽井沢での商売において、「冬季休業」は意味を成さないのではないだろうか。

f0158627_2311293.jpg
我が家のチューリップもこの通り。KENKOの「ACクローズアップレンズ NO.2」を使用して撮影。このクローズアップレンズ、自分の持っているカメラの倍率と被写体までの距離を考えて選択しなければならないが、なかなか使える印象。何せ、テレ端でレンズのすぐ前の被写体にピントが合ってしまう。

昨夜は21時からテレビで「銀色のシーズン」。「下ばっかり見てちゃいけないってこと。目線はもっと先に」。至言。また、この頃は白馬にこんなに雪があったんだなと…。
[PR]
by cyril-aw11 | 2009-02-15 23:10 | 日常

森のラブレター

f0158627_1653669.jpg

昨日放送された「感動!北の大自然スペシャル 森のラブレター」(TBS)はなかなか見応えがあった。ずっと楽しみにしていたものだ。

「北の国から」で知られる脚本家の倉本聰が主宰する「富良野自然塾」が主なる舞台。彼は平成17年に閉鎖された富良野プリンスホテルゴルフコースを、昔の森に還す事業を進めていることで知られる。彼が言う通り、森に還すとは単に植樹をすることではない。近隣の森から種や実生や若苗を採取し、移植可能な時期まで育てて初めて地面に植えつけるという忍耐と歳月の遠大な作業であり、それでもうまくいくかどうかは誰にもわからない未来だ。大企業にとって山や森の木々を皆伐し、そこに生きるすべての生物ごとブルドーザーで薙ぎ倒してゴルフ場を造ることは非常に簡単な作業だが、その逆をやろうとするとどれだけ大変なことかは計り知れないものがある。まさに「壊すは一瞬、造るは…」だ。

富良野自然塾で興味深かったのは「地球の道」という体験型ディスプレイ。46億年の地球の歴史を460メートルに縮尺して作った小道で、爆発して熱くなったり、その反動で氷河期が来たりを繰り返してきた地球の歴史を歩きながら学べるものだ。これによれば人類が栄華を極めた産業革命以降のここ200年は、わずか0.02ミリに過ぎない!このたった0.02ミリの中で人類は傍若無人にふるまってきたのだ。長い年月をかけて蓄積されてきた化石燃料を使い尽くし、自然を恣意的に変化させ、多くの生物を絶滅に追いやってしまった。46億年の歴史から見ればほんのミリ以下の出来事だから、人類が死に絶えればすぐに元に戻ることは想像に難くないが、それでは「人類の叡智」とやらはどこにあるのかということになってしまう。

もうひとつ、今さらながら驚かされたのは自然環境の絶妙なバランスだ。例えばミズナラの木は葉によってだけではなく、木全体で効率よく根元に雨水を送れるように、すべての枝の角度が神によって計算されている。これによって枝も幹も雨水の流れる川となり、ミズナラの立つ地面は常に土のスポンジのようになっていく。そこに落ちた葉が微生物や小動物を育み、彼らがさらに肥沃な土地を造っていく。余談になるがそのシステムを知っているからこそ、皇居の庭では一切の落ち葉掃きをしないという。落ち葉は人間が掃除などしてはいけないのだ。

さて、森から湧き出した水はいつしか川となる。川は上流から豊富な岩石や砂利を下流へと運ぶ。産卵のために川を上ってきた鮭はそうして運ばれてきた川底の砂利を掃き、産卵し、流されたり外敵に捕食されたりしないよう、再び砂利をかけて力尽きる。その亡骸を鳥や動物たちが食べるのだ。パーフェクトな連鎖である。

こうしたパーフェクトな連鎖を阻害する人間の行為は数え切れないほどあるが、卑近な例がゼネコン主導の乱開発としてのコンクリートダム建設である。当然のことだが、コンクリートで川が堰き止められれば砂利はもはや新たに下流へ運ばれなくなる。川底には泥だけとなり、砂利の代わりに泥をかけられた卵は窒息し、孵化することはない。後は推して知るべしだ。

長野県は2001年12月、当時の田中康夫知事が「脱ダム宣言」をし、長野モデルを全国へと発信した。彼のエキセントリックな多くの取り組みは様々な物議を醸したが、総じて理に適っていたし、「真っ当な方向」を向いていたように思う。当時副知事として田中を補佐し、現在横浜副市長を務める阿部守一も「驚かされることも多かったが、タブーなく従来の発想を簡単に飛び越える発想に納得させられることが多かった」旨を述べている。2007年2月に現知事の村井仁が「脱・脱ダム宣言」をしたことですべては失われてしまったが、昨年の国の大戸川ダム建設計画を滋賀・京都・大阪の三知事がトップダウンで白紙撤回した件を見るにつけ、田中の先見性と確かな方向性が窺える。

倉本聰が紹介していた南米のアンデス地方に伝わる「ハチドリのひとしずく」という古いお話。我々ひとりひとりがハチドリになれるかどうか。すべてはそれにかかっている。
[PR]
by cyril-aw11 | 2009-02-12 16:55 | 自然・環境

気になりつつ、行っていなかった店 その5

f0158627_22354259.jpg
以前紹介した小諸のパン屋「香色」への道すがら、常に気になりつつも立ち寄れなかったのが「サンガコーヒー」。ガルバニウムの屋根にガラス張りの開放的な造りで、背後にはドーンと浅間山を望む絶好のロケーションの店だ。

御代田の小田井交差点からちょっと入ったところにあるのだが、営業が日曜の11~18時のみでなかなか時間が合わなかった。それというのもオーナーの本業は隣接する広告代理店で、趣味が高じてその空き時間に店をやるようになったからだとか。ようやく体制が整い、晴れて毎日オープンするようになったということで立ち寄ってみた。

f0158627_2236475.jpg
趣味が高じてという店には似つかわしくないような(笑)、3キロ釜の焙煎機が鎮座する店内。テーブルが3つほどあるが、まだ準備が整っていないということで、ここでは豆を買うのみ。喫茶店ではない。

オーナーに「酸味が弱く、苦味の強い豆。普段はフレンチローストのような深煎りのものを濃い目で飲んでいる」と伝えイメージに近いものを聞くと、グァテマラとキリマンジェロの深煎りの試飲を勧められた。その一杯のためにその場で豆を挽き、ゆっくりとハンドドリップしてくれる。薄いものからの方がいいということで、グァテマラ→キリマンジェロの深煎りの順に試飲。

圧倒的にキリマンジェロの深煎りの方が好みだったので、これを200グラムペーパードリップ用に挽いてもらう。正直に言えば、これでもまだ口当たりが良すぎてあっさりとした印象なのだが、これは豆の量を増やし、ゆっくり落とすことで対応可能だろう。

そもそも同じ豆を使っても、入れ方一つでその味は大きく変わる。手で挽く、マシンで挽く、ハンドドリップ、マシンドリップ、サイフォン、プレス、これに豆の種類や量の違いを加えれば、その組み合わせは無限に広がるだろう。もう少しゆとりがあれば、手で挽いてどこかの段ボール箱の中に眠っているサイフォンを使い、優雅にコーヒーを楽しみたいのだが…。

f0158627_22362282.jpg
付近から望む浅間山全景。小さな「深呼吸」をしたことで少し気が済んだのか、一旦はその活動も落ち着きを取り戻したようだ。

f0158627_22363427.jpg
少し寄ってみると、やはり灰が流れたところは雪が溶けてゼブラ模様になっている。

f0158627_22364852.jpg
美味しいコーヒーには美味しいパンということで、こちらも以前に紹介した岩村田の「BAKERY TETE」に足を伸ばした。美味しいパン屋には事欠かない軽井沢近郊だが、その中でも一番のお気に入りがココだ。店内のガラス窓越しには職人さんたちがせっせとパンを焼いている姿が見えるが、それでも週末ともなると14時前には完売で店仕舞いしてしまう。

あわせて美味しいコーヒーを飲ませるカフェや、気になる豆を取りそろえているショップも多いのが軽井沢エリア。一つ一つ試しながら、自分好みのコーヒーを探し続けていきたい。ただ、今のところは「Kauai Coffee Company」に敵うものなし、である。
[PR]
by cyril-aw11 | 2009-02-08 22:48 | 気になる店

浅間山が噴火、各地で降灰 気象庁が警戒呼び掛け

f0158627_11363574.jpg

--------------------------------------------------------------------

 気象庁は2日、浅間山(群馬、長野県、2,568メートル)が同日午前時51分、山頂火口で小規模の噴火をしたと発表した。同庁は、今後も火口から半径約4キロの範囲で噴火による大きな噴石飛散の可能性があるとして警戒を呼び掛けた。
 同庁によると、火口上空には噴火による噴煙が上がり、最大で約2000メートルまで到達。噴煙は南東方向に流れ、長野県軽井沢町のほか、埼玉、東京、神奈川など関東南部の各地でも降灰を確認した。
 長野県軽井沢町では最大約2ミリの降灰が確認されたが、長野県によると、県内で被害の届けはないという。
 軽井沢町役場などによると、噴火による交通規制などはなく、休校した学校もないという。
 浅間山の噴火は、昨年8月のごく小規模のもの以来。2004年9月と11月にも中規模噴火があり、周辺の農作物などに被害が出た。
 同庁の観測では、噴火後に50センチを超える大きな噴石が飛び出し、火口の北約1キロまで飛散した。軽井沢測候所では、約7パスカル(パスカルは圧力の単位)の空振を観測した。04年の中規模噴火では、205.5パスカルを観測している。 (信毎web、写真も)

--------------------------------------------------------------------

というわけで噴火しました。と言っても、日常生活は何も変わらない。出勤時に観察したが、我が家周辺に降灰はなし。浅間山の方を眺めても少しの赤色が見えるわけでもなく、やや拍子抜けしたぐらいだった。車を走らせて軽井沢駅に向かう途中、中軽井沢あたりから道路にうっすらと降灰が確認できたが、それも本当にファンデーションを塗ったぐらいのものだった。

さてそもそも「噴火警戒レベル」とは何だ?ということを調べてみると、気象庁が旧来の火山活動度レベルに代えて平成19年12月1日に導入したもので、火山活動の状況を噴火時等の危険範囲や必要な防災対応を踏まえて5段階に区分されている。これによれば噴火警戒レベルも3までは住民の行動も通常の生活でOKなわけで、特に心配はないだろう。

それにしても、2004年の中規模噴火時の前兆とよく似ているとの判断から警戒レベルが上げられたわけだが、きっちり24時間以内に小規模ながら実際に噴火が起こったわけで、プロフェッショナルとしての気象庁の仕事のクオリティの高さには感嘆の声を上げざるを得ない。

実際のところ、個人的には全く心配していない。そもそも火山国・日本に住んでいる以上、どこにいても噴火や地震の被害に遭う確率をゼロにはできないわけで、備えることは大切だが人間ができることはせいぜいそこまでだと思っているからだ。人智を超えたこと、見えない未来をいたずらに心配するのは精神衛生上もよくない。

昨日の警戒レベルのアップについても、自分は全く知らずにのんきに過ごしており、心配した親からのメールで知ったくらい(笑)。実際のところ今の暮らし、富士山近郊に住んでいた時よりも頻繁な地震がない分、よほど暮らしやすい。さすがに火山弾が飛び散り、溶岩が流れ出すような状況にでもなれば自分も少しは心配になると思うが、2004年よりも小さな噴火でもあることだし、浅間山にとっていいガス抜きになったのではないかなと考えている。

参考: 国土交通省・利根川水系砂防事務所のサイトで、3つのカメラによる浅間山のライブ映像が確認可能。
[PR]
by cyril-aw11 | 2009-02-02 11:56 | 軽井沢

浅間山で噴火警報 入山規制の「レベル3」

--------------------------------------------------------------------

 気象庁は1日、浅間山で噴火が起きる可能性があると予想し、噴火警戒レベルを現在の「2」(火口周辺への立ち入り規制)から「3」(入山規制)に引き上げたと発表した。火口から4キロの範囲で影響が及ぶとみられ、警戒を続けている。

 気象庁によると、浅間山は今年1月以降、火山性地震がやや多い状態が続いていた。今月1日午前7時以降、山頂の直下が震源と見られる地震が増えており、噴火に伴い、大きな石が飛び散る可能性があるという。

 対象となる地域は、群馬県嬬恋村▽長野県小諸市▽同御代田町▽同軽井沢町。

 気象庁は昨年8月、警戒レベル「2」を発令していた。 (産経新聞)

--------------------------------------------------------------------

昨年後半あたりから、軽井沢ブログ仲間のみなさんも浅間山の活発な噴煙の様子を写真などでリポートされていたが、ようやく「レベル3」ですね。すでに「2」という状態ではないのでは?と思っていたので、これで納得。

f0158627_14485316.jpg
浅間山の定点観測地点から。言われてみれば少し噴煙が高いか?という程度。

f0158627_1449543.jpg
もう少しアップで。今日は風が強いせいもあるだろうから、あまりいつもと変わらない印象だ。とは言え、毎日見ている我々とは感覚の違う方も多いだろうから、軽井沢の残りの冬は少し静かなものになるかもしれない。
[PR]
by cyril-aw11 | 2009-02-01 14:55 | 軽井沢