カテゴリ:日常( 32 )

ひとりごと

あまり興味のわかないバンクーバー五輪だけど、チーム青森の女子カーリングだけは
ダイジェストを含めて全試合見ている。見れば見るほど不可思議なスポーツで、つい
引き込まれてしまったのだ。

一番不可思議なのは、サードの近江谷とスキップの目黒のショット率が出場全チーム中
最低という有様なのに、オーダーを一切変えないこと。
一方、リードの石崎とセカンドの本橋の調子が抜群で、こちらは全チーム中で4位と2位。
だけど前半に投げる2人がいくらいい形を作ったところで、得点すべき後半の2人がダメ
ならまるで意味がないのだ。

つまり巨人で言えば、坂本が出塁し、松本がバントで送っていい形を作っても、小笠原と
ラミレスが凡退すれば点にはならないということ。野球で打線がつながらず、得点力が
落ちている時は監督が打順(オーダー)をいじって得点につながる形を作るものだが、
カーリングではそれはナシなのだろうか?リードの人がスキップをやってはいけないの?
野球ならピッチャーがキャッチャーをやっても、一番打者が四番を打ってもいいのだけど。

謎の多い競技カーリング。ますます目が離せなくなってしまったみたいだ。
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by cyril-aw11 | 2010-02-20 23:30 | 日常

二十年

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二つの不ぞろいなみかん。

都会の片隅のホンの小さな庭先で、
二十年の時を越え、
今年、突然実を付けたのだ。

仲良くケンカしていた兄弟たちが、
縁側に並んで、
笑いながらみかんの種を飛ばした光景が、
瞼の裏によみがえり、少し目が潤んだ。

みかんは栽培の難しい木だけれど、
この木はただ、自分の力で立ち続けた。

いつもそこにあったのは、
おばあちゃんのやさしい眼差しだけ。

ぐっと力を溜め続け、
人々に忘れ去られた頃、立派な実を付ける。

私たち二人も、
そんな不ぞろいなみかんになりたい。
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by cyril-aw11 | 2010-02-18 11:04 | 日常

遥かなる北海道

今日の晩ゴハンはコレ。
夕張の食事処「蔵」の蔵元弁当(上)と三食弁当(下)。
よくある上げ底のガッカリ弁当ではなく、本当に惜しみなく海の幸が盛られています。
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そう、ジャスコ佐久平店で開催中の「北海道うまいっしょ市」での出店です。
実は物産展とか全国駅弁展などに目のない私。
ここはちょくちょくこのイベントを開催してくれるのでお気に入りのスーパーです。
スタバもあるし。

江別「ベイクドアルル」のとろけるような純白ロールも購入。堪りません。

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しかし、大好きな「札幌カリーヨシミ」のスープカレーを買い忘れた!
21日まで開催してますので、気になる方はどうぞ~。
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by cyril-aw11 | 2010-02-16 23:16 | 日常

遥かなるハワイ

昨日はバレンタインデー。
連れ合いから素敵なプレゼントをいただきました(嬉)。
ハワイ大好きな私のために、モロゾフの期間限定チョコレート「Aolani」です。
アオラニはハワイ語で「天高く流れる雲」だそう。
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幸運のシンボルhonu(ウミガメ)のピュアホワイトのラウンドボックスと、
箱の中のエメラルドブルーが遠い楽園ハワイの豊かな海を想わせます。
軽井沢の雪景色もいいですが、常夏のハワイが少し恋しくなりました。

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その後、現場で頑張っていただいている大工さんにもチョコの差し入れ。
寒い日が続きますが、お身体に気をつけてよろしくお願いします!
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by cyril-aw11 | 2010-02-15 11:19 | 日常

壁と卵

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村上氏、イスラエル授賞式で講演 「制度が組織的に人を殺す」

 作家の村上春樹さん(60)が15日夜、イスラエルの文学賞「エルサレム賞」の授賞式で記念講演し、イスラエルのパレスチナ自治区ガザ攻撃に言及した上で「わたしたちを守るはずの制度が組織的に人を殺すことがある」と述べ、一人一人の力で国家や組織の暴走を防ぐよう訴えた。
 村上さんは、エルサレムで開かれた授賞式に出席することが「圧倒的な軍事力を使う(イスラエルの)政策を支持する印象を与えかねない」と熟慮した末、「欠席して何も言わないより話すことを選んだ」と明らかにし「メッセージを伝えることを許してほしい」と切り出した。
 村上さんは、小説を書く時「高くて固い壁と、それにぶつかって壊れる卵」を常に心に留めており、「わたしは常に卵の側に立つ」と表明。壁とは「制度」の例えだと説明し「制度は自己増殖してわたしたちを殺すようになったり、わたしたちに他人を冷酷かつ効果的、組織的に殺させる」と警告した。
 これに対し、「卵」は壊れやすい殻に包まれたような個々人の精神を意味するとし、個性を大切にすることで「制度がわたしたちを利用するのを許してはならない」と語った。
 講演は英語で約15分間行われ、約700人の聴衆が大きな拍手を送った。一方で「政治的な内容で不愉快。イスラエルに賞をもらいに来て批判するのはおかしい」(中年男性)という声も聞かれた。(信毎webより。写真も)

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村上春樹は大好きな作家だ。とは言え、彼の小説はあまりに特異で私の読解能力では歯が立たず、退屈なので読まない(笑)。彼の真骨頂はその独特な立ち位置からの鋭く尖った観察眼と、クールな筆致にあると思う。だからそれが生かされるエッセイ(という名の上質な文学)やルポルタージュでこそ、彼の作品は輝くのだ。前者の代表が「遠い太鼓」、後者が「アンダーグラウンド」。この2つが私のバイブルだ。特に「アンダーグラウンド」では魂がガシガシと揺さぶられた。ここで多くは語らないので、ぜひ読んでみてください。もし図書館で借りて読んだとしても、絶対に買って手元に置いておきたくなる本です。

今回のこの受賞式出席にあたり、相当各方面から取りやめるよう圧力がかかったと聞く。しかし周囲に迎合して口をつぐみ、結果としてやり過ごしてしまうことよりも、彼は堂々とその場に立ち、自らの主張を明らかにすることを選んだ。その姿勢はいかにも「村上春樹的」だと思う。

彼は物書きとして、常に「高くて固い壁と、それにぶつかって壊れる卵」を心に留めているという。次元が違い恐縮だが、私も常に「批判的に物を見ること」を忘れないように留意している。マスコミを通じて情報を受け取る時、また物を書く時。それは「批判精神」である。批判とはすべてを否定することではない。物事の可否に検討を加え、自分の力で評価・判定することだ。

大学に入学した頃、地方から上京したばかりの同級生が興奮気味に話してくれたことを今も思い出す。「知ってたか?新聞って嘘も書くんだよ!」。社会学だかマスコミ論だか忘れてしまったが、彼は初めて受けた講義でそれまでの価値観を覆されてしまったのだ。

「壁」ではなく「卵」の側から。「殺す側」ではなく「殺される側」から。常に反対側から物を見て、まずは疑ってみる。そうして自分の頭で考えてみる。新聞やテレビの垂れ流す情報がいつも正しいとは限らない。
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by cyril-aw11 | 2009-02-17 13:29 | 日常

温かかったり、暖かかったり。

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少し前のこと。いつものようにあわただしく新幹線に乗っての帰り道、喉が渇いたので乗車前にKIOSKで水を買った。その時にKIOSKの店員さんから、買った水と一緒に手渡されたのがこのカイロ。駅員さんからかけられる「おはようございます」の一言や、掃除のおばちゃんからかけられる「お疲れさま」の一言と同じくらい、ちょっとした心配りに心が温かくなる。

「温かい」のはいいが、「暖かい」のは気持ちが悪い。今週末は静岡で夏日を記録するなど全国的な異常気象だが、ここ軽井沢も例外ではない。昨日の最高気温は16度。今日はやや下がって13度弱だったようだが、この時間(23時)にまだ5度近くある。もはや軽井沢での商売において、「冬季休業」は意味を成さないのではないだろうか。

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我が家のチューリップもこの通り。KENKOの「ACクローズアップレンズ NO.2」を使用して撮影。このクローズアップレンズ、自分の持っているカメラの倍率と被写体までの距離を考えて選択しなければならないが、なかなか使える印象。何せ、テレ端でレンズのすぐ前の被写体にピントが合ってしまう。

昨夜は21時からテレビで「銀色のシーズン」。「下ばっかり見てちゃいけないってこと。目線はもっと先に」。至言。また、この頃は白馬にこんなに雪があったんだなと…。
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by cyril-aw11 | 2009-02-15 23:10 | 日常

ニュー・リーダー

アメリカ合衆国の第44代大統領にバラク・オバマが就任した。初の黒人大統領であり、その人となりはちょっとしたオバマ・ブームもあって、もはや知らない人はいないだろう。

私が抱くぼんやりとした感想は、やっぱりなんやかんや言ってもアメリカってスゴイなという当たり前のこと。傲慢で鼻につくし、世界中を引っかき回して疲弊させている面はあるけれど、本当に困った局面にこうして必要な人材がちゃんと出てくるという面では、やはり懐の深い国だなあと感じる。昔の名前で出ています的な、同じメンツがぐるぐる回ってもう少しでバターができそうな日本とは、デモクラシーの成熟度が違うんですなあ…。

正当な第43代大統領の座をアル・ゴアから「掠め取った」との悪評も高いジョージ・W・ブッシュによる「失われた8年間」は、アメリカにとってあまりにも大きく、オバマの行く手は決して平坦なものではないだろう。

だが彼のリベラルな思想の源が、多人種・多文化の融合するハワイという地で育まれたことに目を向けるにつれ、やはり国の未来というものはすべて教育にかかっているのだと痛感させられる。

私が彼の多くの優れた演説の中で一番好きなのは、昨年9月30日ネヴァダ州立大学リノ校でのものだ。これを聴けば、誰もがアメリカの未来をオバマとともに築いていこうと前を向けるものと思う。願わくば、こうした一緒に未来を考えていきたいと思える新たなリーダーが、我が祖国にも現れんことを!


<ネヴァダ州立大学リノ校での演説抜粋>

アメリカ人としてこの世に誕生したすべての子供に、ワールドワイドな教養を授けてやりたい。我々や親の世代は、自分はこの国で教育を得られないけれど、子供たちには大学で学ばせてやりたい、と馬車馬のように働きました。

自分はビジネスを興すことは不可能だけれども、孫にはビジネスのオーナーになる機会を与えてやりたい。自分の生まれた国では言いたいことも言えないが、アメリカに渡れば、言論の自由や堕胎が認められている、と移民になった人も多い。

子供たちが医者や弁護士になるのは難しいが、孫の代なら、なれるかもしれない。自分が議員になることは無理だが、子供にはそんなチャンスを作ってやりたい。自分はアメリカ合衆国の大統領にはなれないが、子供はなれるかもしれない、と次代に夢を託したのです。自分の国を信じましょう。最も重要なのは、我々の変革能力を信じることです。
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by cyril-aw11 | 2009-01-21 13:56 | 日常

芽吹き

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仮住まいのベランダで育てているささやかな植物たちを見回っていたところ、見つけました。ホンの小さな、春の息吹。

昨年の秋に友人から譲ってもらったチューリップの球根。2つのプランターに6個ずつで計12個。そのうちの一つが芽吹いたのでした。先日、今季最低のマイナス15℃を記録したばかりだし、冬はまだまだこれからが本番なのに余りに早すぎないだろうか?とちょっと心配。それともやっぱり暖冬なのか?とは言え、真っ白か真っ茶色で植物の色がない冬の軽井沢だけに、こうして緑が見られるのはやっぱりうれしい。

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そんなわけで、こちらはヒイラギモチ(チャイニーズ・ホーリー)。色味のないベランダが寂しいので、軽井沢の過酷な条件に堪えられるだけの耐寒性があり、かつ鮮やかな色のある植物で思いついたのがこれだった。クリスマスに高原教会に行った際、神父さまからいただいたヒイラギのお守りからの連想で購入した次第。

オフィスに出勤する度に東京には常緑樹が多く、冬でも街が緑色だなあと感じる。思えば軽井沢に移り住むまで、こんなことはまったく気に留めたこともなかった。標高1000メートル、庭造りには手ごわい軽井沢の地。さて、どんな常緑樹なら雑木林に育ってくれるのだろうか。
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by cyril-aw11 | 2009-01-17 22:22 | 日常

いつかはクラウン

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映画「ALWAYS 続・三丁目の夕日」をテレビ放送で見た。数々の映画賞を総なめにした「三丁目の夕日」も以前テレビで見て非常によかったので、ずっとこの続編のテレビ放送を心待ちにしていたのだ(さっさと映画館に行けという話もあるが…)。

多くの方がご覧になりそれぞれの感想をお持ちだろうし、また未見の方もいらっしゃるかもしれないのでここで内容について多くは語らないが、とにかくすごく満たされた気持ちになる映画だった。評論好きの諸氏の間では「やはり続編は落ちる」という意見もあるようだが、少なくともそんなことはないと思う。見ているうちに自然に笑顔になり、また心地の良い涙を流せるという「映画」のエンタテイメント性を十分に突き詰めている。そして何より、スクリーンにおける小雪の存在感が抜群だった。

この「三丁目の夕日」シリーズがその象徴だが、「昭和ブーム」や「懐古趣味」などが取りざたされて久しい。いろいろな見方があるだろうが、私は誰かが言った「いつかはクラウン」という名キャッチフレーズにすべてが集約されているような気がする。つまり「昭和=戦後」は、国民全体が「頑張れば必ず上に行ける」、「幸せになれる」という夢や、明日を信じられた時代の「記号」なのではないかと思うのだ。それだけ現代に生きる人間たちの閉塞感、換言すれば「ただぼんやりとした不安」(芥川龍之介)は強い。

今、世間を騒がせている「元厚生官僚連続殺害事件」といったテロ(犯人が否定してもこれはテロであろう)の横行や、それを「天誅」と喝采するような世相は、戦前の「血盟団事件」から「五・一五事件」、「二・二六事件」と続く暗黒の時代を思わせる。当時の国民は政治の腐敗により政党政治へのあきらめムードが漂い、不景気や富の分配の不平等に怒り、そんな時代に風穴を開けてくれるものとして、これらのテロを熱狂的に支持した背景があった。前途に何の希望も見いだせない、今日より明日が確実に悪くなっていくお先真っ暗な時代。現代とぴったりオーバーラップしてはいないだろうか。

一国の総理大臣が、次期総理大臣と目される野党第一党党首を「嘘つき」呼ばわりし、反対に返す刀で他方を「チンピラ」呼ばわりするような不毛な権力争いが続いている。戦前には良くも悪くも第三の権力として、世相に風穴を開けられるだけの実力を保持した「軍部」があり、またその遥か上には絶対的に不可侵な大きな存在があった。しかしどこにも拠りどころのない今、国民の鬱屈した気持ちはどこに向かえばいいのだろう。映画を見ながらふと、そんなことを考えた。
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by cyril-aw11 | 2008-11-25 10:54 | 日常

時間

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週末に久々のお呼ばれ。聖路加ガーデンで大学時代の友人の結婚式があった。年齢的に仲間内ではラストか(笑)。段々と結婚式よりも葬式に出席することの方が多くなってきた。

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47Fからの眺望は良くも悪くも圧倒的だった。月島周辺にニョキニョキと建ち並ぶ高層マンション群も壮観だが、そのほぼすべての部屋に明かりがついていることに驚かされた。間違いなく億ションじゃなかろうか。

その友人は大学入学を機にとある地方から上京。卒業して新入社員だった頃にこの風景と出会い、「東京って何て美しいんだ!ここで頑張っていこう」と思いを新たにしたそうで、ここでの挙式はいわば原点回帰だとのことだった。

自分もその頃だったら同じことを思ったかもしれない。でも今の自分の眼には一本の樹すらもない、無機質な瓦礫の山としか映ってこない。やはり自分は樹のないところには住めない体になっているのだと実感した。そう、確実に時は人を変えるのだ。
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by cyril-aw11 | 2008-10-20 13:08 | 日常