カテゴリ:猫( 22 )

毎日は闘いか?

昨日からずっとずっと、にゃんた君のことを考えている。ANNさんのサイトは自分にとって「癒し」(あまり使いたくない言葉だったりするが、他に適語が見つからない)の空間だ。どちらかと言えば人を疑って生きている私は、人を信じ人の善意を信じて生きているANNさんの写真や言葉に触れるたびに何だか自分が恥ずかしく、人としての生き方を教えてもらっているように感じる。だからこそ、そうした生き方をしている人が苦しんでいるのは辛い。

こないだ車を運転しながらラジオを聴いていたら、アンジェラ・アキが「毎日の生活はすべてが闘いだ。残念なことに」のようなことを話していた。本当にその通りだと思う。人類の身勝手さが引き起こした地球の温暖化により、冬でも通行できるようになってしまった北極海。沿岸部でも氷が溶け、シロクマの赤ちゃんたちは安全に命を育んでくれたり、絶好の漁場となったりする場所を失い絶滅が危惧されている。そんな状況なのに浅はかにも、沿岸6カ国が我先に地下埋蔵資源の領有権争いをしているとか。

小さい話では通勤電車でドア前のわずかなスペースの領有権を主張し、降りる人がいるのに絶対に動かないオジサン。空席めがけて他人を押しのけ、飛びかかるオバサン。大音量の音漏れipodのオニイチャンや、デッキに移動する間も惜しいのか座席で声高に携帯電話に興じるオネエチャンとか。一様にその顔は歪んでいる。「人類の叡智」とは何か?

先日のイロコイ族の話の通り、人間など自然界の最下層の生物であるということを忘れてしまってはいないか?人間は命の創造の輪の中で生かしてもらっているだけなのだ。猫すら自由に外を歩けない世界に地球を書き換える権限など、人間にあろうはずもない。もし人間に「叡智」なるものがあるならば、それを各生物間の利害の「調整弁」であろうと努力するために行使するべきではないだろうか?

うちのチビもかつて公園に捨てられていた。おなかには虫がいっぱいいて、栄養失調で目もよく開いていない状態だった。ガリガリちゃんで、保護した病院の獣医さんに「大きくなれるかわからないから、1ヶ月後にもし生きていたらお渡しします」と言われた子だ。今は実家ですっかり元気に駆け回っているが、3歳になるのに未だに太れないし大きくなれない。でも生きてうちの家族になってくれたこと、それこそが幸せだ。うちを選んでくれてありがとう、そう思う。だからANNさんの痛みは自分の痛みだし、そうした痛みを与える者を決して許さないだろう。

私は人間が他の命あるものに対して、ほんの少しの犠牲を払うことをも厭う気持ちを憎む。
私は他者の幸せに思いを馳せることをせずに、それを利己的に奪う者を憎む。
そして、それらを許容してしまう社会を憎む。




緊急捜索願!にゃんた♂6歳を探しています。
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by cyril-aw11 | 2009-03-03 13:56 |

緊急捜索願!愛猫にゃんた♂6歳を探しています。

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緊急捜索願!にゃんた♂6歳を探しています。

場所は湘南です。お近くの方、バナーを貼って下さる方、ご協力をお願いします。
http://annphoto.net/nyantasousaku/nyanta-sousaku.html

周ちゃんとお別れをしたばかりなのに、またもや悲しいお話をしなければならない。私が一方的なファンでよくサイトを見せていただいているANNさんの愛猫にゃんた君(オス、6歳)が失踪(?)してしまった。(?)というのは、上記のリンクを見ていただければわかるが、かなり人為的な臭いが濃いからなのだ。7年間、ただの一度も失踪などしたことのないお利口な子だ。

老衰や病死での別れだってもちろん辛い。看取る側としては身体の一部をもぎ取られるような痛みを伴うものだ。しかしそれは運命でもあり、いつかは必ずやってくる。だからこそ一日一日が彼らにとって素晴らしいものであるように、人生をともに生きていくのだろう。だから看取られる側は、愛する人たちの腕の中でお別れできることが最高の幸せなんだろうと思う。

しかし心ない人間の手によって、突然命を奪われることは決して運命ではない。これもサイトを見ていただければわかることだが、ANNさんは本当に心が優しくて、常に世の中をすべてのものを愛情あふれた視点から写真という手段で切り取り、コメントをされている方。私のようについ感情的に物事を斬りがちな者からみれば、「こんな人間でありたい」というお手本のような方なのだ。なぜそんないい人が苦しめられなければならないのか。

にゃんた君はANNさんにとって、「猫の着ぐるみを着ていただけで、私の子供でした」という存在であり、これは動物という形を纏ったパートナーを愛する、すべての人たちが等しく抱いている感情ではないだろうか。

いろいろと人間に不都合なこともあるかもしれない。一手間、二手間かけさせられることだってきっとあるだろう。それでも猫に限らず、動物たちが自由に闊歩できないような閉塞感溢れる町で、人間だって幸せに暮らすことができるのだろうか?陽だまりで目を細めて丸くなる猫たちを見かけて、ついみんなに笑みがこぼれるような温かな社会はもう「三丁目の夕日」の中だけのことなのだろうか?村上春樹の言う「小確幸」、小さくても確かな幸せとはそんなところにあるのではないだろうか?

私は人間が他の命あるものに対して、ほんの少しの犠牲を払うことをも厭う気持ちを憎む。私は他者の幸せに思いを馳せることをせずに、それを利己的に奪う者を憎む。そして、それらを許容してしまう社会を憎む。

せめて、にゃんた君がANNさんの腕の中でお別れを言えますように。
もし神様がいるのなら、お願いします。
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by cyril-aw11 | 2009-03-02 12:02 |

「ごろべえ」と「のんき」

1963年から銀座の街を見守り続けている、2匹の番いのネコをご存じだろうか。恋を成就させるという縁結びのネコ「コイコリン」だ。銀座4丁目交差点の四つ角に建つ「三愛ドリームセンター」(日本のモダン・ムーブメントの建築100選に選出)に住んでいる。

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ビルの向かって右側(ドトール側)の隅にいるのがオスの「ごろべえ」。

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ビルの向かって左側(フラワーショップ側)にいるのがメスの「のんき」。

この前で待ち合わせをしたり、女性はオスの「ごろべえ」を、男性はメスの「のんき」を、それぞれ願いを込めて撫でれば、恋が成就するらしい…。ノルウェー産の御影石に、世界的な彫刻家である流政之さんが掘り出している。

そこにある説明板の文章を転載しておこう。いよいよクリスマス本番。当分この2匹のネコがコタツで丸くなる暇はなさそうである。

撫でる場所であなたの願いが叶えられます。
1. 頭-ステキな恋人が現れることを夢見るあなたは、願いを込めて撫でましょう。
2. 顔-好きな人と結ばれることを願うあなたは、想いを込めて撫でましょう。
3. 背中-こわれた恋を取り戻したいあなたは、祈りを込めて撫でましょう。
4. お腹-ダイエットで再出発したいあなたは、しっかり撫でましょう。
5. お尻-パートナーの浮気をやめさせたいあなたは、叩くように撫でましょう。

但し、撫でる回数は2回ずつ、欲張ると御利益がうすれます。
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by cyril-aw11 | 2008-12-19 10:46 |

悲しい雨

一昨日のこと。雨の中、家路を急いでいると、ふといつも曲がる路地角の様子が何となくおかしいことに気がついた。何とも言えないイヤな予感。覗いてみると、そこには小さな小さな子猫が横たわっていた。カラスにでもつつかれたのか周囲には毛が散乱し、腐敗が進んで異臭を放っていた。埋葬のために抱えあげると首の骨が折れている。交通事故死だろう。

明らかに先月ブログで紹介した「サムライの品格を持つお母さん猫」の子どもだ。実はあの時お母さん猫に守られていたのは2匹の子猫だったが、その後しばらくして1匹しか一緒にいるところを見なくなり、そして残った1匹もこうして逝ってしまった。お母さん猫の無念はいかばかりか。きっとこのような形で何度もわが子を失ってしまっていることだろう。

ある夜、このお母さんと子供の姿を見かけた時は、私ども人間が近くにいる間はわが子を陰に隠してじっとしており、通り過ぎると周りを見渡しながら子供を促し、足早に道路を横断していた。そうしてわが子を守る姿に胸を打たれたのだが、もはや現代の交通事情や周辺環境の悪化の中ではお母さん猫の力だけでは子猫を守りきれないのだ。

狭い道路でもお構いなしに猛スピードで駆け抜ける車。小さな命を跳ね飛ばしても、そのまま立ち去ってしまう車。そこには自分以外の他者への配慮や想像力が大きく欠如している。ノラ猫が幸せに暮らせる街は人も幸せに暮らせるよい街だと言った先人がいたが、そんなよい街の存在はもはや夢物語なのだろうか。
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by cyril-aw11 | 2008-05-30 13:08 |

女王誕生日

今日は女王陛下ゆずさまの2回目のお誕生日。お祝いとして大好物の煮干しを、いつもより多めに差し上げた。大変ご満足のご様子で、猫コタツでお休みになられている。
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それにしても昨日から寒い。一度はしまったサンラメラを再稼動しているほど。寒空に晒されているヌシさんのご苦労はいかほどか。
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by cyril-aw11 | 2008-05-11 14:46 |

ヌシ、再び

ヌシさんが久しぶりに我が家を訪問してくれた。
キジもゆずも、突然の黒船来航に大騒ぎ(笑)。
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日課のマーキングも怠りなし。キジが確認に走る。
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前回よりも痩せていて元気がないご様子。弱々しい泣き声を上げられていたので、命をつなぐせめてものおやつを差し上げる。
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しばらくの間、「もっとくれないかなあ」とお待ちになっていたが、あきらめてご退出。かわいそうで仕方なく何とかしてあげたいが、何もできない自分が歯がゆい。地元の顔として外を闊歩している彼を家猫にすることなど不可能だし、そもそもそんなことを望まれてもいないだろう。でも心配だ。どうか彼が精一杯生きぬけますように。
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by cyril-aw11 | 2008-04-27 16:30 |

お母さん猫にサムライの品格を見た

f0158627_12483249.jpgいつも通勤途中に見かけるノラさんのうちの一人が、お母さんになっていた。すごい雨風の中で一人、とある倉庫の陰で仔猫たちをしっかりと守っていた。

ナーバスになっていることは分かっているので遠目に見ただけだけど、それでもお母さん猫の目は鋭く私を捉えていた。これまでのんびりと交流を楽しんでいた時とは違う、緊張感のあるお母さんの目。何があってもこの子たちの命を守りぬくんだという、覚悟と決意に満ちた目。その気高さに押され、思わず涙腺が緩んだ(写真は恐らくお父さん猫)。

そのお母さん猫の姿に、昔読んだあるトルコ詩人の「日本人たち」という詩を思い出した。日露戦争で東洋の小国・日本が大国ロシアを破った後、日本にシンパシーを感じたモハメット・アキフ・エルソイという国民的詩人はその詩の中でこう書いている。

日本人とはどういう人びとなりや
(中略)
ささやくやうな声で語りあふ 信心深き人びと
小さな軀に偉大な魂を宿し 立派な国づくりに励んでいる人びと
あの偉大な東郷(元帥)には 尊大さのかけらもなかりし 
それは格別な印象
ともに茶をすすれば すかさず自ら注ぎ給ひしなり

この詩の中には体こそ小さくとも、大きな誇りと気高い魂を備えたサムライたちの姿がある。サムライたちが霧消してしまった現代の日本で、その「品格」をお母さん猫の中に見た。
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by cyril-aw11 | 2008-04-18 12:57 |

ヌシとの遭遇

あまり天気のよくなかった今週末。買ったばかりの新しいデジイチを慣らしがてら、桜でも見に行こうかと思っていたのだが取りやめに。そんなわけでリビングでだらだらしていたのだが、ふとウッドデッキの方に目をやると、そこには近所で見慣れた方のお姿が!ゆずはビビリまくってます(笑)。

彼は我が家界隈のノラさんたちのボス「主(ヌシ)」。普段から悠然とこの地域をパトロールされており、その雄姿は常々拝見している。道路の中央で堂々と毛づくろいされたりし、車ごときが来てもまったく避けず(心配)。
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ゆずに向かってサッシ越しに立派な爪で一掻き!その後、去り際にピッとサッシにマーキングして悠然と立ち去られた。彼が我が家のデッキまで行幸なさったのは初めてのこと。春になり発情の季節なので、新顔のゆずを誘惑に現れたのかもしれない。このマーキング、やはり相当な効果があるらしく、ゆずはその後も頻繁にサッシに近づいては外を見たり、匂いを嗅いだりしている。さてはワイルドなヌシに惚れたのか(笑)。
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そんな騒動が起こったことも知らずに、キジはこの体たらく。ダメだ、こりゃ(笑)。
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by cyril-aw11 | 2008-03-30 17:11 |

寒の戻り

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週末は桜すら咲き出す陽気だったが、今日は氷雨。よってキジは毛布にもぐりこんで、ヤドカリ状態(笑)。は~、よっこらせ~。
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by cyril-aw11 | 2008-03-24 16:03 |

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三寒四温と言うけれど、温暖地であるここにはもう寒の戻りはなさそうだ。最低気温が氷点下になることはなくなったし、昨日の最高気温は20℃にもなったらしい。うちの西日の当たる部屋は夜になってもモワ~っとぬるく、私にとって嫌な季節がもう訪れてしまった(笑)。そんなぬるい部屋でもまだ毛布を使って快適に暮らすキジとゆず。君たち、どんだけ寒がりなんだね…(笑)。

リビングのサンラメラは最小の600Wでしか使っていないし、庭のユキヤナギや桜のつぼみも膨らんできた。近所のノラたちも活発に散歩中の姿を見せるようになってきたし、今朝の通勤途中には今年初のウグイスのさえずりを聞いた。今年もボチボチ、このさえずりで起こされる時期になってきたようだ。
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by cyril-aw11 | 2008-03-12 12:48 |