2009年 10月 17日 ( 1 )

八ヶ岳倶楽部訪問

さて、私の心の師である柳生翁がゼロから造り上げた八ヶ岳倶楽部。倶楽部とは言っても会員制のクローズドなものではもちろんなく、誰でも気軽に雑木林の気持ちよさを味わうことのできるオープンなスペースです。もちろん会費も入場料もいりません。信州に引っ越してきてからずっと行きたかったその場所を、ようやく訪問することができました。
f0158627_1002836.jpg

この倶楽部の主役は何と言っても雑木林。打ち捨てられてアカマツの幽霊林となっていた場所を間伐し、枝打ちして風と光が通るようにし、その上で多種多様な落葉広葉樹を移植しました。植樹したその数、一万本!そのほとんどが近隣で同じように荒廃していた人工林からもらい受けてきたもの。植木屋さんで買ったものも、枯らしてしまったものも一本もないというのが翁の自慢です。

「八ヶ岳倶楽部の庭は立派になった。オレ流の里山は作った。できることはやった」。その言葉通りに高木、中木、低木がうまく太陽光を分け合い、木漏れ日は気持ちよく草刈りされた地表を照らして、そこここから土着の山野草(翁は樹木しか植えません。草花は風が運んできた種子の発芽に任せるのが流儀です)が顔を出している。植生豊かで見事な雑木林です。
f0158627_1004658.jpg

この枕木の歩道も翁お手製のものです。雑木林の中はこの枕木の上を歩いてね、というのがこの倶楽部に存在する数少ないルールのひとつです。大勢の人間が林の中を歩き回って土を踏み固めてしまえば、そこに存在する小さな命の灯が消えてしまいます。

それにこんな素敵な雑木林の中を歩きたいのは、若くて元気な人たちばかりとは限りません。小さな子どもたちやお年寄り、体の不自由な人たちだってこんな枕木の歩道の上なら歩きやすい。そんな翁の心配りでもあるんです。
f0158627_101795.jpg


and more...
[PR]
by cyril-aw11 | 2009-10-17 10:07 | 自然・環境