白樺や樹木が消えていく

先週末から昨日までぐずついた天気が続き、すっかり満開だった桜が散っていくのをセーブした形。今朝など何週間かぶりに地面には霜が降りていた上に、車の外気温計は0℃を記録した。軽井沢は雪模様だったようで、うらやましい限り。とは言え、今日から4月。寒冷地にも一日ごとに春が近づいてくることでしょう。

さて、その軽井沢。先月24日に08年の全国土地公示価格が発表されたが、地方では依然としてマイナス傾向が続いている中で、長野県内で唯一商業地・住宅地ともに上昇したのは軽井沢町の3地点だった。リゾ-トマンション開発及び商業施設建設が続く商業地では13.4%の上昇、住宅地も8.4%と0.7%の上昇となった。少し遡れば一番古い記録のある94年が最も高く、そこから年々地価は下降へ。05年にようやく下げ止まり、そこから3年連続でなだらかに上昇している。とは言ってもバブル期の地価には程遠い上に、リゾートマンションは供給過剰で、宅地分譲も新規のものは苦戦しているという話も聞くが、それでも大規模開発は続いている。7月上旬には千ヶ滝地区に隣接する、話題の「浅間テラス」がプリンスホテルによって分譲開始だという。坪単価的にこれも苦戦必至の代物だ。

いつも楽しみにしている「軽井沢ウェブ」の編集長コラムで、こうした乱開発の陰で消えていく樹木たちの話題が採り上げられていた。そこに掲載されている写真が訴えている惨状の寒々しさにはゾッとするばかりだ。確かに軽井沢という町は別荘地として発展してきたのだろう。が、唯一の売り物である自然を乱開発によって切り崩してしまえば、そこには何も残らないのではなかろうか。今進行していることは森の中で最低限の木を切らせてもらい、そこに溶け込んだ別荘を建てるという次元の話ではない。某掲示板で「300坪の土地の周囲を浅間石で区切って、周囲に木を植えて、建蔽率20%以内の別荘がどんなにたくさんできても誰も文句も言わないと思う」という論客がいたが、その通りだと思う。

全国でも有数の厳しさと言われる軽井沢町による様々な規制。それでも「どうしてここまで?」と思わせるような乱開発は続いている。そこには多くの抜け道が用意されているのだろうか?解せないことは多い。
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by cyril-aw11 | 2008-04-01 13:11 | 軽井沢
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