営業マンとも一期一会

f0158627_1450594.jpg今回は時間の都合で2つの不動産業者しか回れなかったが、この2社は何から何まで好対照でいろいろと考えさせられた。本文と関係はないが、写真2枚はいずれも別所温泉の旅館にて、土瓶蒸しとお酒でご機嫌のクロ。

まず先に訪問したA社は、専任専属や自らが売主という自社物件を多く抱える東京資本の大手。さすがに取り扱い物件は多種多様で浅く広く見るのには好都合だと踏んだのだが、営業マンのクオリティは限りなく低かった。

事前にA社のサイトで見学希望の物件と日時、また参考までに自分の求める土地像を添えて送ったのだが、返ってきたのは「当日お待ちしています」という文言だけ。嫌な予感がした。


案の定、当日訪れてみると担当者は不在。事務員が携帯に電話してくれたのでしばらくして現れたが、今度は「どんな感じのところがご希望ですか?」ときた。そういう不毛な時間の使い方が嫌だから、あらかじめ希望を送ったんじゃないか。下調べもしないのか。仕方がないからその場で希望を述べたり、物件資料をひっくり返したり、いくつかバタバタと選んで見学へ。こんなプロセスで気に入った土地が見つかれば神様なんかいらない。自分にとってまったく関係のない土地をいくつか見せられて終了した。

翌日訪問したB社は軽井沢を基盤とした仲介業者。基本的に自社物件を抱えることなく、買主の代理人としての業務を行う。そしてここで出会った担当者は、営業を仕事にしている私から見ても本当に気持ちのいい営業マンであった。そしてそれは訪問前からすでに予想できていた。

というのも最初にコンタクトしてからずっと、こちらのニーズを把握しようと何度もメールで土地への希望や優先順位などを尋ね、またプロとして軽井沢という地の特殊性やそこで土地を探す際に頭に入れておくべきことをアドバイスしてくれていたからだ。こうして実際にお会いする前にすでに信頼できる方との判断があり、それが間違いでなかったことが確信できた。向かい合って座った時、彼の傍らには何度となくやり取りした私とのメールのプリントアウトと、それをフィードバックして綿密に下調べされ絞り込まれたいくつかの物件資料があった。

f0158627_14513781.jpgこうした彼の尽力によって時間を無駄にすることなくロケハンをすることができたし、また資料にない場所も町全体のイメージをつかむためにと案内してくれた。各物件案内の際もメリットだけでなくデメリットも前もって説明があり、価格面についてもこれらの点を踏まえてここまで交渉しようと思うと努力目標を示してくれたりと非常に参考になった。

案内終了後には町全体の地図に当日回った物件とコースをマークしてくれ、自分でもイメージをつかむためにドライブして下さいとそれを渡してくれた。このような直接金銭に直結しないようなことも含め、真摯に取り組んでくれるこの担当者との出会いは本当に得がたいものだったし、営業の勉強にもなった。末永くお付き合い願えればと思う。
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by cyril-aw11 | 2007-11-19 15:04 | 軽井沢
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